2019.12.30 (月)
ADHDというあなたの障害を武器にして成功する就職術

この記事のライター
ADHDと診断されて将来が不安、自分はADHDの可能性が高いから良い就職先が見つからない。ADHDであるために、就職に困っていたり悩んでいたりはいないでしょうか。その原因はADHDを障害やハンデとして捉えすぎているからです。
ADHDの方には一般の方にはない特徴や強みがたくさんあります。今回はADHDの方が持つ強みを武器として活かし、就職を成功に導く方法を解説。ADHDだからこそできる職種や就職先はたくさん存在します。
ADHDが輝ける就職先はたくさんあります
まず自分がADHDと診断された方、ADHDかもしれないと思い始めている方にお伝えしたいことは、ADHDだからといって一般社会で働けない就職できないことは決してないということ。
大人になっても「不注意」「多動性」「衝動性」が治らないことで、社会にうまく適合できない不安を抱えてしまうと思いますが、こういったADHDの特徴を理解し受け入れればADHDの特性を活かした職業や職場はたくさんあります。
これまで自分を悩ましていた行動や問題の原因がADHDであるとわかったことは、これからの就職活動における大きなステップです。
ADHDの方に合った仕事に就職できれば、ストレスなく働けます。それ以上に、ADHAであるということを1つの能力として仕事に活かせれば、他の人以上に評価され自分の能力や努力に見合った昇給も期待できるのです。
ADHDの就職探しの第一歩は「自分の強みと弱み」を知ること
ADHDの強み
ADHDの特徴に、興味のないことには全く興味が持てずほとんど能力を発揮できないというものがありますが、この特徴は逆に、自分の好きなことや得意なことに対しては深く集中しとことん没頭できるという特徴でもあります。
つまり、ADHDの方が持つ強みは、興味のあるものに対して非常に関心や探究心が強く、さらに興味に対しての行動力も非常に高いということです。
そして、興味のあるものに対してはとことん探究心が強く行動力が高いことから、新しいことや変化に対しても恐怖心を抱かずどんどんチャレンジできるという強みも持っています。
こういったADHDの方が持つ特徴は一般的な方にはあまり多く見られない特徴なため、職業や職場によっては非常に重宝される強みとなるのです。
まずは、ADHDである自分自身の強みを知り、ADHDの強みに自信を持つことが就職活動を成功に導く第一歩となります。
ADHDの弱み
ADHDの弱みは、いくつか挙げることができます。
まずは数個の作業や仕事を並行して進めていくマルチタスクが苦手です。1つのことに対して深く集中しとことん没頭できるという強みの反対で、多くのことを同時に考えたりこなしたりすることがあまりできません。
また、目的に向けて時間の逆算ができないため、スケジュールをたてることも苦手。他にも、単純なミスが多い、トラブルなどに対する臨機応変さがないなども苦手や弱みのひとつです。
そのため、1人で1つの仕事に集中することが得意な反面、多くの人が絡むような仕事の一部として働くことがADHDの苦手であり弱みといえます。
これらのADHDの弱みを理解しておけば、わざわざ苦手な仕事や作業をする心配やストレスも必要ありません。自分の弱みを知り、就職活動に活かすことが大切です。
ADHDの強みを武器として評価してくれる職種や就職先を探す
ADHDの強みを活かせる職種例
ADHDを抱えた方たちの多くが、自分の強みを活かしさまざまな職種で活躍しています。
ADHDの強みである、興味のあることに対する探究心や新しいことへのチャレンジ精神がもっとも活かせる職種は、芸術分野やクリエイティブ系の仕事です。
ほぼ個人の技術・スキル・センスのみで評価される仕事のため、自分の興味や得意な分野と合致した場合、常人では到達できないようなレベルの成果を発揮することができます。
もう少し身近な職種で例を挙げると、食べることや料理に興味がある方は料理人、車など乗り物に好きな方なら整備士、スポーツや運動・筋トレなどが好きな方ならインストラクターなどもおすすめです。
また、ITなどWEB関係の仕事は周囲を気にせず個人で没頭できる仕事が多いため、ADHDの方が活躍しやすい就職先といえます。
ADHDには向かない職種例
ADHDの方に向かない職業もいくつか存在します。
ADHDの弱みである臨機応変さのなさは、イレギュラーやトラブルの多い接客業はあまり向きません。特に日々忙しく多くのことを同時にこなす必要がある居酒屋などは、ADHDの方には苦手な職場です。
また、時間の逆算やスケジュールが苦手なため、計画性や優先順位の組み立てが重要な事務仕事も向いていない職種といえます。
他にも、契約というゴールに向けた計画と段取りが必要で、さらに場合によっては話を盛ったり必要な嘘をついたりする営業もADHDの方には苦手な傾向がある職種の1つ。
ただ、ここで挙げた職種はADHDに向かない傾向が強い職種のあくまで例であるため、必要以上に可能性を狭めないことも大切です。
ストレスの多いブラック企業は絶対に避ける
ADHDの方に向いている職種向かない職種をご紹介しましたが、どんな仕事でもやってみたらすごく得意だったという場合もあるため、興味のある職種や企業に就職することにチャレンジすることは大切です。
ただ、どんな職種でもADHDの方が絶対に避けるべき企業の条件があります。それがブラック企業です。
ブラック企業の特徴である、残業や体育会系な雰囲気、理不尽なことが多いことなど、ストレスの多い環境・職場を選ばないことも大切。
どれだけ自分の興味のある職種でも、多くの雑音やストレスを感じてしまうブラック企業では仕事が続かない可能性が非常に高いため、ADHDの方の得意・不得意を理解してくれる優良な会社を慎重に選ぶことが重要です。
スキルを身につけて独立するADHDの方も多い
自分の興味のある分野や職業であれば常人以上のスキルや能力を発揮できるため、独立や起業している方が多いこともADHDの特徴です。
スティーブジョブズや楽天の三木谷浩史氏など、世界的な起業家たちも自身がADHDの傾向があることを認めています。
一定以上のスキルが身につき、個人でやっていけるだけの自信と経験を得られれば、独立することも夢ではありません。
独立してしまえば自分のペースで好きなように仕事ができるため、会社の同僚や雰囲気などを一切気にせずより良い仕事に結びつけられます。
もちろん、ADHDの方すべてが独立できるかと言えばそう簡単なことではありませんが、独立や起業はADHAの方にとって理想のゴールや目標の1つとしておすすめです。
ただ、計画性や細かいミスが許されない事務仕事など、ADHDの苦手や弱みを補ってくれる方を上手に巻き込んでいくことが大事といえます。
就職先探しはADHDの苦手を補ってくれる転職エージェントがおすすめ
転職をはじめ就職活動のあらゆる面をサポートしてくれる転職エージェントは、ADHDの方が1人で就職活動を行うよりはるかに効率的で効果的といえます。
なぜなら、転職エージェントはスケジュール管理をはじめ、ADHDの苦手な点をしっかり補いサポートしてくれるから。
まず就職か活動で企業を探す際、どういった職種を選びどういった特徴の企業を選ぶのか、自分自身と向き合い自分に合う選択をしていく必要がありますが、これはADHDが苦手とする作業のため適性のない職種や企業を選んでしまうリスクが高くなってしまいます。
しかし、転職エージェントを用いれば、的確なヒアリングからADHDや自分の適正に合った職種や企業をあらかじめ選んで提案してくれ、その中から自分で選択することが可能です。
また、転職エージェントはスケジュールが苦手なADHDの方の代わりに、書類の提出や面接スケジュールなどの管理も行ってくれます。
ADHDの苦手を転職エージェントがしっかり補ってくれるため、自分は面接などの実技の部分にしっかり集中しより良い就職活動を行うことが可能です。
ADHDの方の就職活動の成功には転職エージェントが必要といえます。
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